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ワキガが起きてしまう原因

強烈な臭いを発して周囲の人に迷惑をかけてしまうワキガは、どうして起きてしまうのかというと、原因は汗が出てくる汗腺にあります。暑さや緊張などいろいろな状況で人は汗をかきますが、それは汗腺と言われる器官から分泌されます。この汗腺にはエクリン腺とアポクリン腺という2つの種類があります。このアポクリン腺こそがワキガの原因です。

アポクリン腺から出た汗は、最初は無色無臭です。それが時間とともに肌の表面にいる常在菌によって分解されます。常在菌はアポクリン腺の汗と皮脂汚れなどを餌として繁殖していきます。この一連の流れの中で臭いが出てくるのです。

同じ汗なのになぜアポクリン腺の汗が問題になるのかというと、その成分が鍵となります。アポクリン腺とエクリン腺の汗と何が違うのかというと、エクリン腺は9割以上が水なのですが、アポクリン腺の方は水分が7割から8割と多少低くなっています。そのかわりに、タンパク質や脂肪など細菌が餌として好むものが入っています。また塩分も少ないです。アポクリン腺の汗は水分量が少ないですから、エクリン腺の汗に比べて粘り気があるのが特徴です。

なぜこのような違いが出てくるのかというと、役割の違いが考えられます。エクリン腺の汗は、暑いときに汗を掻くことで気化して熱を奪う役割があります。また緊張をしているときには手足に汗をかきますが、これもエクリン腺の汗で驚異が近くにある時に、汗をかくことで手足の滑り止めになって逃げやすくなるのです。

一方でアポクリン腺の汗は、動物のフェロモンと同じで異性を惹きつけたり個体を臭いで識別するためのものです。現代の人間社会では必要のないものといえますが、いまだにその働きが強い人がいて、そういう人がワキガとなっています。

つまり、ワキガが起きるかどうかは、その人のアポクリン汗腺が多くて多い傾向にあります。体のつくりが問題なので、遺伝的な要素が根本的な原因で後天的にワキガになってしまうことはまずありません。人種で見ていくと日本人よりも欧米人が多いというのもそれが原因です。

では、今までは何もなかったのにいきなりワキガになってしまたという人は、どういうことが原因なのかというと、まずホルモンバランスの乱れが考えられます。思春期になってくると、体に大きな変化が出てきてホルモンバランスが乱れることが多いです。そういうときにアポクリン腺が活性化して、汗が分泌されます。

男性のほうがなりやすいというイメージがありますが、アポクリン腺の数で賛助差はありません。起きる時期にも違いはありませんから、女性であっても他人事ではないのです。

あとは普段の生活が影響している可能性もあります。偏った食事、たとえば肉中心で野菜をほとんど摂取していない、会社や学校が忙しくて疲労・ストレスが蓄積されている、飲酒に運動不足などもアポクリン腺の汗を増やしたり、老廃物の量が多くなって細菌の繁殖を招きます。欧米人のように入浴をあまり長くしないというのも、衛生的に良くないので細菌が繁殖しやすいです。

生活習慣によるものであれば、それを改善することでアポクリン腺の汗は抑えられるので問題はありません。しかし、遺伝的にアポクリン腺の数が多いといったときには、細菌が汗を分解しないよう頻繁に汗を拭ったりシャワーを浴びる、殺菌効果のある石鹸で細菌の繁殖を防ぐというのが手軽にできる対処法です。でも、終わりのない努力をしていくのは大変な苦労ですから、根本的な原因であるアポクリン腺を手術で取り除いてしまうというのが一番です。

アポクリン腺の除去をすれば、普通の人と同じように過ごすことが出来ます。一部で残っていれば、そこから再生してしまう可能性がありますが、丁寧に取り除けばその心配もありません。

最終更新日

ストレス , ホルモンバランス , 原因 , , 生活習慣 , 運動不足 , 遺伝